Blogosphere  映画

LEAU A LA BOUCHE 『唇によだれ』

本作は1960年の作品で監督は批評家出身のジャック・ドニオル=ヴァルクローズ。『唇によだれ』は彼の長編第一作目である。彼はヌーヴェル・ヴァーグの母体となった同人誌「カイエ・デュ・シネマ」を創刊した人物の一人だ。ドニオル=ヴァルクローズと助監督のジャン=ジョゼ・リシャールによる脚本は、ジャン・ルノワールの『ゲームの規則(1939)』やイングマール・ベルイマンの『夏の夜は三たび微笑む(1955)...

, 19/09/2014 17:15

MA BONNE ETOILE 『私の幸運の星』

TV5MONDE 12月放送映画『私の幸運の星』 馬と若い娘の相性 監督のアンナ・ファシオは『タンゴ・レッスン』などに出ている女優で、本作では脚本や出演も兼ねている。厩舎や競馬界の内幕というと男の世界というイメージがどうしても付き纏うので、オリジナル脚本というのに驚かされる。 そもそも馬と映画の相性は抜群に良い。様々な形で映画の草創期から姿を確認できるし、西部劇や時代劇で馬が出ない...

, 12/09/2014 12:00

LA GRANDE VADROUILLE 『大進撃』

第二次大戦下のフランス上空、英国軍の三人が乗る爆撃機のエンジンが作戦行動中に故障してしまうという冒頭は、本格的な戦争映画が始まるような滑り出し。しかし直後に音楽が明るいものに変わり、隊長が「ここはどこか?」と尋ねると、部下は破れて穴のあいた地図を見ながら「カレーです」と答える。すぐに機体の高度が下がって、雲を抜けると視界が開けてくる。そこで一番に目に飛び込んでくるのはエッフェル塔であり、そこ...

, 12/09/2014 12:00

LA VIE D'ADELE 『アデル、ブルーは熱い色』

『アデル、ブルーは熱い色』をようやく観た。映画史上初めて監督と主演女優2人にパルムドール賞(最高賞)が受賞されたことで話題になっていた作品だが、個人的には青い髪のレア・セドゥが出演することで一年ほど前から気になっていた。青い髪という設定は原作のフランス漫画(バンドデシネ)から来ていてそのビジュアルインパクトがなんだか日本の漫画のキャラクターに重なる気がした。

, 12/09/2014 12:00

UN MONDE SANS FEMMES『女っ気なし』

映画『遭難者』と『女っ気なし』を観てきた。 フランスの映画監督ギヨーム・ブラック(Guillaume Brac)の劇場初公開作品。 「新しいヌーヴェル・ヴァーグ」を予感させるバカンス映画で、 久しぶりにすごい監督が出てきたと嬉しくなった。 ジャック・ロジエ監督の『オルエットの方へ』を観たときの衝撃を思い出す。 しかしこちらの映画は華やかなOLたちではなく、地味な青年が主人公...

, 12/09/2014 12:00

JEUNE & JOLIE『17歳』

フランソワ・オゾン監督の最新作『17歳』を観てきました。 パリに住む17歳の美しい女子学生が娼婦になって売春する映画。 これだけだと少女の非行を扱った典型的なドラマを思い浮かべてしまうが、 日本のドラマのように転落の理由を大げさに分かりやすく演出するのではなく ただひたすら彼女の日常生活が描かれている。 そこには家族があり友人があり、そしてその延長にホテルでの密会がある。 エ...

, 12/09/2014 12:00

LOVE AND BRUISES 『パリ、ただよう花』

ロウ・イエ監督の新作『パリ、ただよう花』を観ました。この映画を観ようと思ったきっかけは、まずパリが舞台だということ。そしてパリに住む中国女性が主人公だということでした。パリでありながらフランスではない世界を見せてくれるのがパリに住む外国人の暮らし。それはフランス人が知らない「もう一つのフランス」です。

, 19/08/2014 15:34

TOUCHEZ PAS AU GRISBY 『現金に手を出すな』

パジャマ姿の初老ギャング 1954年製作のギャング映画でジャック・ベッケル監督の代表作。フランスの暗黒街映画、いわゆるフレンチ・ノワールの最初の映画ということで、『賭博師ボブ(1956)』や『いぬ(1962)』や『サムライ(1967)』『仁義(1970)』などのジャン=ピエール・メルヴィル監督や『ラ・スクムーン(1972)』や『ル・ジタン(1975)』のジョゼ・ジョヴァンニ監督に大きな影響を...

, 15/08/2014 14:56

ANTOINE ET ANTOINETTE 『幸福の設計』

当たりくじの行方。1947年の作品でジャック・ベッケル監督の長編第4作目。原題の『アントワーヌとアントワネット』は主人公の若い夫婦の名前だ。本作はこの2人を中心としたパリの下町人情ドラマである。

, 15/08/2014 14:55

PONT DES ARTS 『ポンデザール』

ポンデザール(芸術橋)とはフランス学士院とルーブル宮殿とを結ぶセーヌ川に架かる橋である。この橋やその界隈が舞台の本作は2004年のウジェーヌ・グリーン監督の作品だ。ニューヨーク生まれのアメリカ人ウジェーヌ・グリーンはフランスに移住し、バロック演劇の演出家としてキャリアをスタートさせた人で、映画は本作が長編3作目。 映像表現がミニマルなタッチで抑制が効いているのが特徴的で、どことなく小津安二...

, 01/08/2014 15:15
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