フランスライフスタイル  ムーラン・ルージュ|Moulin Rouge
02/06/201600:00 三上功

最初は観覧車だった?パリの夜のシンボル


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夜のパリと聞いて多くの人が連想するのがムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)かもしれません。パリ最大の歓楽街ピガールのシンボルにもなっているムーラン・ルージュは夜のパリで一際妖しく光り輝いています。フランス語で「赤い風車」を意味するこのキャバレー(ダンスホール)は、肉屋をやっていたジドレールという興行師が1889年パリ万博の観光客を見込んで作りました。ダンスホールですが、客が踊るのではなく、フレンチ・カンカンなどの派手なショーを見せるナイトクラブとなっています。中庭では小劇場を備えたテラスがあり、娼婦たちが客を探す場所だったらしい。画家のトゥールーズ・ロートレックがここに通いつめて踊り子たちの姿を描いたことでも有名。ロートレックの生涯を描いた「ムーラン・ルージュ」という映画もあります。現在もフレンチ・カンカンが楽しめ、中には映画館も入っています。『荷風パリ地図』によれば、当初の風車は「大きな輪に幾十もの大きな箱をぶらさげて、そのなかに客をのせて、紅い灯をつけながら、ぐるぐるとまわした展望観覧車」だったという。この風車が人を乗せて動いていたかと思うと面白いですね。

 
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*最寄メトロ:Blanche(ブランシュ)、Pigalle(ピガール)
 
東京出身。慶應義塾大学文学部卒。 大学時代に写真撮影を始める。2007年、パリに一年間滞在して写真を制作。 以後毎年パリへ出かけ、変化し続けるパリと変化しないパリを撮り続けている。 他にパリを舞台にした小説を書いている。

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