フランスライフスタイル  パリの子どもの遊び
15/05/201514:28 三上功
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室内ゲームだけでなく自然の中でも

 
パリの子どもたちは何をして遊んでいるのでしょう。パリの街を歩いていても子どもだけで歩いている姿はほとんど見かけません。それは学校の登下校を親が同行しているから。ある年齢までは子どもは常に親と一緒。過保護というよりは都会での防犯のためですね。そんな子供たちの遊び場は、家や公園。安全な場所で思いきり遊ぶのがパリ流の子どもの遊び方なのかもしれません。
 
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室内ではやはりテレビゲーム・マンガが主流
 
室内の遊びで人気なのはやはりテレビゲームでしょうか。最近はジャパン・エキスポなどの日本の文化を紹介するイベントなどの影響で日本のテレビゲームが売れているそうです。テレビのアニメ番組などに夢中になるのは日本も同じですね(80年代には日本のアニメがたくさん放映されていたそうです)。他に室内の遊びではバンドデシネ(フランスのマンガ)を読んだり、日本のマンガも人気です。
 
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パリの子どもは公園が大好き
 
テレビやマンガ、ゲーム以外ではどんな遊びがあるのでしょうか。パリの子どもは周りに公園が多いせいか外で遊ぶことも大好きです。小さな子どもは一人では外出できないので、親と一緒に公園で遊びます。パリには想像以上に多くの公園があり、どこも美しく整備されています。日本のように寂れて治安の悪そうな公園はあまり見かけません(移民の多いベルヴィル辺りは旅行者には少し注意が必要かもしれません)。
 
昼間の公園に行けば、親たちが見守る中、園内の砂場や滑り台・アスレチックなどではしゃぎまわる子どもたちの姿を見ることができます。パリの子どもが一番多い場所が公園です。中にはベビーシッターに連れられて遊びにやってきている子どももいます。たいていはブルジョワ階級の子どもで、ベビーシッターは移民が多いようです。そのため、黒人の女性が白人の子どもを連れて歩く姿も見かけます。
 
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公園で鬼ごっこ

 
小学生時代、公園で誰もがやったことのある遊びといえば、鬼ごっこではないでしょうか。パリの子どもたちも同じ。ようやく子どもたちだけで遊べる年になると、体を思いきり動かして公園で遊びます。写真は現代的なビルが周りに立つパリ15区、アンドレ・シトロエン公園での風景です。この公園には気球があり、子どもたちが乗ってパリの空を楽しむことができます。


公園でおままごと
 
こちらも女の子の定番の遊びかもしれません。こちらもアンドレ・シトロエン公園の草むらでの風景です。どの世界でも女性のほうが現実的だということの表れでしょうか。
 
気軽にスポーツ!公園で卓球も
 
パリには卓球の設備がある公園もあり、気軽に遊ぶことができます。施設に行かなくても気軽にプレイできるのは、公園の魅力ですね。こんな公園があったら、通いたくなるかもしれません。小さな子だけでなく、ある程度の年齢の子どもも楽しく過ごせるのはパリの公園の魅力です。他にもテーブルサッカーができる公園などもあり、全て無料で遊ぶことができます。
 
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パリの森で遊ぶ
 
パリには2つの森があります。西にはブーローニュの森、東にはヴァンセンヌの森があり、パリ市民の憩いの場になっています。週末になると多くの家族連れがピクニックをしに森に集まります。普段は石の街にいるパリっ子にとって、森はのびのびと自然を楽しめる気軽な遊び場です。そのためパリの子どもたちは小さいころから森に親しみ、自然と都会の両方を楽しみます。森が街の近くにあるのはヨーロッパの都市ならではですが、すぐ近くに広大な自然があるのは東京に住む人間にとってはうらやましい環境です。
 
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冬はアイススケート

 
冬のパリで子どもたちが楽しみにしているものの一つに、アイススケートがあります。12月中旬になると、パリ市庁舎前の広場に巨大なスケートリンクが設置され、誰でも無料で滑ることができます。このアイススケートはパリの子供たちに大人気!大人から子供まで楽しそうに滑っています。中には半袖の人もいたりして、その運動量の激しさにも驚かされます。見ていても滑っても楽しいパリのアイススケート。毎年3月までオープンし、運動好きなパリっ子たちを楽しませています。

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移動遊園地の楽しみ
 
パリならではの子どもの楽しみに移動遊園地があります。チュイルリー公園などの大きな公園に年に数回やってきます。大きな観覧車やジェットコースターなどが設置され、多くの鮮やかな原色の光を放つ露店が出ます。その完成度はまさに出現といった感じで、まるで昔からそこにあったような感覚にさせてくれます。その感覚の原因の一つがパリの移動遊園地の持つ原色のレトロな風合いのせいかもしれません。そんな遊園地で遊ぶ子どもたちの顔も真剣です。
 

東京出身。慶應義塾大学文学部卒。 大学時代に写真撮影を始める。2007年、パリに一年間滞在して写真を制作。 以後毎年パリへ出かけ、変化し続けるパリと変化しないパリを撮り続けている。 他にパリを舞台にした小説を書いている。

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